受付で、色ガラスの向こうにいるおぢさんに部屋を勝手に指定され鍵をもらう。
エレベーターの中は変な赤色系ライトで、すでに暗く嫌な雰囲気。エレベーターには「入室してすぐキャンセルする場合は…」というようことを書いてある張り紙があり、部屋に入った途端にギブアップする人が結構いるらしいことを、帰りがけに気がついた。
客室廊下に飲物やつまみの自販機がある。部屋をあけた途端、エントランス部分で再び赤色系ライト。
部屋に入って、暗く嫌な気分は、単なる「雰囲気」ではなく、それが「事実」だと悟る。
かび臭い部屋、狭く暗い室内、暖まらない温風暖房装置。タイル系の寒そうな風呂は部屋からシースルー(申し訳程度の汚いカーテンで一部隠れる)。トイレに至っては、アコーディオンカーテンで仕切られているだけの、あり得ないつくり。ドライヤーもない。コンドームは1つ置いてあったが、いかにも怪しげ。
昔なつかしい鏡張り(ベットの頭部分と天井)だし、テレビは小さいとは言え液晶だし、照明も一個所は新しくなっていて、全く努力していないという訳ではないのだが…いかんせん古すぎる。カビで肺が侵蝕されるような感じで、途中で気分が悪くなってきた。エッチどころではない。
もう二度と行く気がおきない、札幌市内で最悪のホテル。怖いもの見たさ(別な意味でも…あながち否定できない雰囲気になるような暗さと古さ)の勇気ある人だけチャレンジしてみて下さい。
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