インターネットなどで、ほとんど情報がないこのホテル、以前から気になっていたので、休憩で利用してみました。
敷地そのものが宿泊業による普通のホテルと、ラブホテルとに明確に分かれており、もちろんラブホのほうを利用。
全7室からなる戸建て形式で、希望する部屋の専用ガレージに車を止め、特にフロントなどを通ることなく、その部屋の玄関の扉を開けて、直接入室するシステムです。
入室して程なくすると、内線電話がなるので、休憩利用したい旨、申し伝えると、係の人が部屋まで料金収受に来てくれますが、専用の小窓からのやりとりになるため、顔を合わせる心配はありません。残念ながらフリータイムの設定はないようです。
さて、今回利用したのは、アイリスと称する部屋。
寝室部分は部屋全体が円形になっており、埋込式の円形ベッドが採用されています。また、壁や天井が鏡張りになっているほか、壁には光ファイバーによる演出もなされています。照明器具も非常にレトロです。
カラオケやVOD、有線放送などのアミューズメント的な設備はありませんが、電子レンジや持込用冷蔵庫は備わるので、不自由しません。また、古いホテルながらも、日常の掃除はきちんとなされているようです。
冷蔵庫の中にはペットボトルのミネラルウォーターが2本、テーブルの上にはささやかなお菓子があり、これらはサービス品です。それ以外の供食サービスは、カップ麺やコーラ、ビールの販売程度なようですので、必要であれば、あらかじめ購入してから入室したほうがよいでしょう。
今となっては貴重な存在になりつつある、昭和ロマンに浸れる部屋でした。
他にも趣のある部屋があるようなので、また利用してみたいと思います。
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